scene 1 ラクールコロシアムとは
私が大会主催のリディアだ。
これから皆に、『ラクールコロシアム』の説明を行う。
私はシャナ。
『ラクールコロシアム』とは、タッグで戦うサイコロバトルゲームだ。
各々戦士と魔術師でタッグチームを作ってもらい、
武術大会での優勝を目指してもらう。
優秀な者にはぜひうちに仕えてもらいたいな。
scene 2 人材の勧誘
まず、プレイヤーとなる貴殿達には、武術大会に参加しうる人材を集めてもらいたい。
人材とは私たちのことだな?
その通り。
プレイヤー達には、下図のように出ている人材を、順に選んで勧誘してもらう。
具体的には、スタートプレイヤー(じゃんけんで勝った人)から順に、
戦士カードか魔術師カードを1枚選んで獲得するんだ。
誰を選んでもいいのか?
その通り、なお期待通りの者がいなければ、山札から直接選んでもいいぞ。
ちなみに誰かが戦士カードか魔術師カードを獲得したら、
空いた場所に山札から1枚カードが補充されるぞ。
これを、全員が戦士カード2枚、魔術師カード2枚を獲得するまで行うんだ。
scene 3 タッグチームの作成
人材を獲得した後は、4枚のカードからタッグチームを2つ作って大会に出場してもらう。
全員が裏向きにカードを出して、一斉に表にするんだ。
例えばこんな感じだ。
ヘルミーナ♪
よろしくお願いするであります。
ところで私の上に載っている緑のキューブは何でありますか?
これはMPキューブといってな。魔法を使用するのに必要となる物だ。
詳しくは後で説明する。
scene 4 武術大会の進行
全員が出場チームを決めたらいよいよ武術大会だ。
試合はトーナメント制。順に戦って最後まで勝ち残れば優勝だ。
試合の組み合わせは抽選でありますか?
いや、組み合わせはシートドラフトというやり方で行う。
具体的には、スタートプレイヤーから順番に、
トーナメント表の空いている場所にチームを置いていくんだ。
このチームが1回戦の相手なら勝てる! という所を選んで置いていくといい。
相性がいい相手を選ぶのも立派な戦術だ。
全てのチームがトーナメント表に置かれるとこうなります
scene 5 試合の進行
さて、それでは試合の進行を説明しようか。
お前達4人で模擬試合をしよう。
承知したであります。
その前に、せっかくだからタッグチームに名前を付けようではないか。
『ヘル・ミッショネルズ』とか、『2000万パワーズ』のようなかっこいいのを頼む。
じゃあ、『フレイムヘイズ』
僕は、『ビッグ・ボンバーズ』で
よろしい。では試合の説明をしよう。
互いの戦士カードのST(攻撃力)の数字を比べて、大きいほうのチームが勝ちだ。
Dってのは何?
Dというのは、振るサイコロの数だ。
シャナの場合は、3D+8だから、サイコロを3個振って、
出た目の合計に8を足した数字がSTになるぞ。
さて、実際にサイコロを振ってみようか。
シャナのSTは15 クロードのSTは6。
この時点ではシャナの勝ちだ。
ま。当然よね。
ところが、試合はこれで終わりではない。
STが負けている側のチームは、戦士カードのスキルや、魔術師カードの魔法を
各1回まで使うことができるぞ。
つまり私の出番ですね♪
早速魔法を使います。
『グロース』(好きなサイコロ1つを6にする)
魔法を使うには、規定のMPキューブ(緑のキューブ)を支払う必要がある。
グロースの消費MPは2だ。
シャナのSTは15 クロードのSTは36。
この時点ではクロードの勝ちだ。
ここで戦士カードのスキルや、魔術師カードの魔法を使う権利が、
負けている側のチーム、フレイムヘイズに移る。
ここは私が魔法で応じるであります。
『サンダー』(相手のサイコロを1つ振り直す)
これでクロード殿のサイコロを振り直すであります。
シャナのSTは15 クロードのSTは6。
この時点ではシャナの勝ちだ。
ここで戦士カードのスキルや、魔術師カードの魔法を使う権利が、
負けている側のチーム、ビッグ・ボンバーズに移る。
私の出番ですね♪
魔法を使います。
『キュア』(あなたのサイコロを1つ振り直す)
クロードさんそれはないデス…
シャナのSTは15 クロードのSTは6。
この時点ではシャナの勝ちだ。
ビッグ・ボンバーズには、
もう使える戦士カードのスキルや、魔術師カードの魔法が残ってないようだな。
つまり私の勝ちね。
ちなみに勝者はMPキューブが1回復する。
それ以上は回復しないのでMPキューブの残量には気をつけることだ。
くっ… いったい何が悪かったんだ?
…チーム名