洗濯を専門にするメイド。
主人と使用人達の衣類を、用途と種類によって分別し、
大きな鍋で煮沸してアイロンをかける。
当時は洗濯機などあるわけもなく、職場環境はかなり苛酷だったようだ。

『蒸気と熱に満ちた部屋で重いアイロンを扱う。
骨の折れる仕事として有名だった』
主人の子供たちの世話をするメイド。
仕事は、子供部屋の掃除、着替え、食事の世話など。
比較的労働内容が軽いので、若い少女が多い。
子供たちにとっては歳の近いお姉さん的存在である。

『幼い子供たちに仕えるためには、忍耐強さ、気立てのよさ、礼儀正しさ
その他諸々の美点が必要』
女主人の身の回りの世話を専門にするメイド。
仕事は、身支度の手伝い、装飾品や化粧品の管理、外出の付き添いなど。
女主人のお下がりのきれいな服を着ることが出来るため、
レディースメイドを目指す者は少なくなかったようだ。

『良き秘書のごとく、思慮深く話し上手。明るさや知性も求められる』

キッチンで働くスタッフのリーダー。
ハウスキーパーの次に地位が高い。
仕事は、ディナー等の調理、食材の調達管理など。
要人を招く、晩餐会の成否は彼女たちに大きくかかっている。

『コックは台所のスタッフに対して、完全なる権勢を掌握していた』
屋内の清掃と美化を担当するメイド。
仕事内容は部屋に関する全てであり、
他の部署の仕事にかりだされる事もあった。
メイドという言葉から引き起こされるイメージは、主に彼女たちからきている。

『清潔と整頓。彼女達はこの2つの美徳に仕える召使いである』
客の応対と給仕をするメイド。
他のメイド達とちがい、人目に触れる機会が多いため、
その服装も機能的でない華美なものが多い。
彼女の服装も雇用主のステータスを示すよい材料だった。

『おしゃれな彼女達は、飾り物という役割を男性使用人から引き継いだ』
メイド達を統治する、家内の最高司令官。
メイド長といいかえてもよい。
メイドの雇用と家事に対して責任を持つ重要な職業である。
仕事は、収入・支出の管理から、生活必需品の購入まで、非常に多岐にわたる。

『彼女が廊下を歩いてくると、腰につけたカギの音が聞こえてきた。
下級メイド達は震え上がったものです』


雇用できるメイドの一部を紹介

ハウスキーパー 
    
   


パーラーメイド



ハウスメイド



レディースメイド

 



ナースメイド





コック





ランドリーメイド






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